会長挨拶

当協会は、昭和40年4月に医療ソーシャルワーカーの資質の向上と社会的地位の確立、保健・医療・社会福祉の発展に寄与することを目的とし、「広島県医療社会事業協会」として設立されました。
平成20年6月に「広島県医療ソーシャルワーカー協会」に名称変更し、令和元年5月現在、約250名の方々が入会されています。

医療ソーシャルワーカーとは、保健医療機関において、社会福祉の立場から患者さんやその家族の方々の抱える、経済的・心理的・社会的問題の解決や調整を援助し、社会復帰の促進を図る業務を行います。

具体的には、受診や入院にかかる費用、療養中の不安事、医療や生活で活用できる社会資源、退院後の療養先などについて、患者さんやご家族のお気持ちを尊重しながら支援・調整する業務を行っています。

加えて近年では、所属する医療機関が行う健康増進や、地域との連携を目的とした活動の企画調整や運営など、業務も多岐に亘るようになりました。

現在は殆どの現任者が「社会福祉士」国家資格を有して業務に就いています。医療機関においては「社会福祉士」を配置することで、患者さんの相談受け入れ体制の充実や、退院支援にかかる業務を行うこと、がん患者の就労と療養の両立支援への相談体制などに診療報酬の算定が認められています。

当協会は、主に医療ソーシャルワーカーの現任者で構成され、会員の資質向上を目的とした研修事業、関係団体と共同で県民の方々への様々な支援事業や連絡会議への参加、社会保障制度などに関する調査研究、他団体との共同での県民の方々への支援、などを行なっています。

また、更なる少子高齢化が進む中で地域包括ケアシステムの推進が政策として進められていますが、当協会もその具現化を念頭に活動しており、医療と様々な場面を繋ぐキーパーソンとして、その使命が一層高まっています。

<当協会の活動内容>
◎研修部
会員の資質向上に向けた研修の企画運営を行っています。

◎社会活動部
医療ソーシャルワーカーの存在・役割を県民の方に広く知らせる活動や、困難を抱える方々に他団体と協力し相談活動を実施しています。

◎広報部
機関誌「患者と福祉」の発行、ホームページやメーリングリストを活用した会員への 情報提供を行っています。

◎組織部
県内各ブロック内の活動を通じて横の繋がりを強化している他、広島県医療ソーシャルワーク学会を各ブロックの持ち回りで開催しています。

◎その他
広島県をはじめとする行政機関や他の職能団体と連携し、県民の方々の健康とくらしを守る活動に参画している他、医療と生活を円滑に繋ぐための様々な活動を行っています。

専門職としての知識や技術の向上、関係機関との協働の在り方、職場での体制づくりなど、抱える課題はたくさんありますが、活発な協会活動を通じてお互いを高め合い、多くの患者さんやご家族並びに県民の皆様の支援に役立ててまいりたいと考えております。

皆様のご入会ご賛同を心よりお待ちいたしております。

令和元年5月25日
会長 平田 正彦